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2008月11月 アーカイブ

平和紙業さんのご厚意により、先月に引き続き製紙メーカー(静岡)の工場見学に行ってきた。
先月は金銀、メタリック紙を得意とする東京製紙。今回はカラータント等で有名な特殊製紙。
いつもお世話になっています!
紙をつくる上で必要なのは、大量の水(紙1tつくるのに10tの水が必要らしい)。温度も安定している富士山麓の地下水を利用しているので、この辺りには製紙メーカーも多い。
パルプから紙が出来上がっていく、、巨大な設備と品質管理には驚かされる。
日々あたり前のように僕らの前にあるたくさんの紙々、、。
日本は紙が豊富だけど、これも実はあたり前じゃないんだな、むだ遣いできないな、と改めて思う。

11/16(日)まで東京国立博物館で「大琳派展」が開催されている。
http://www.rinpa2008.jp/
琳派とは、尾形光琳らを代表する江戸時代に活躍した日本の芸術家たちを表す名称。
彼の生誕350周年を記念しての一大イベントだ。
これほど大がかりな琳派展は30数年ぶりとのこと。
確かに見ごたえがあって、特に俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一の4人が一堂に会した『風神雷神図』は圧巻だった。(彼らは同じ時代に生きていない)
大胆なトリミング(構図)や色づかいや描写。
改めて現代のデザインに通じるものを感じることができた。

Superflyのコンサートに行った。
渋谷C.C.Lemonホール。旧渋谷公会堂。
事務所からは徒歩で行けるほどの近さ。
半年ほど前に気になって買った1stアルバム。買って初めて出身が同じ愛媛だと知り、勝手ながらぐっと身近に感じた。
コンサートはロック!だけかと思いきや、誕生日の人をステージに招き合唱するなどなんともアットホームな面もあった。吠える観客に対し「どしたんやろか?」彼女の伊予弁には思わず笑った。
ただそのボーカルパワー、声量はさすがだった。
「そうよ私は夢見たのよ♪ 闇を照らす希望の歌を〜♪」
彼女はご自身の夢を少しずつステップアップしているところか。
何だか彼女の夢を応援したい気がした。
しかし渋谷公会堂ってこんなに小さかったっけ?

この時期、いろんな場所でデザインに関するイベントが目白押しだ。
先日行ったのが、東京ミッドタウンで行われているDESIGN TOUCH。その中のコンファレンスの一つに参加した。
テーマは「知られざるジャパンデザインの魅力」。
日本からの主な輸出品であった金銀の蒔絵、屏風、漆器、扇など桃山時代から江戸時代にかけての多くのジャポニスムが紹介されていた。もちろん淋派も。
光琳の形態の統合や意匠の単純化。日本の平面的装飾は今も世界に誇るものだ。
日本の芸術やアートを改めてもっと深く知りたくなる。

10/31と11/1の2日間、明治神宮で「アカリウム」というイベントが行われていた。
戦災復興50周年を記念する”アカリ”をテーマとしたものだった。
参道をうめつくすローソクだけの僅かなアカリ、幻想的な風景に思わず目を奪われた。
ランプさえなかったほんの数十年前(?)まで日本にはこんなにも美しい風景があったのだ。
さらに境内では「能・狂言」も行われていた。
改めて「日本」は素晴らしい!と思う。

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