「忙しい」と「できない」いう言葉は、できるだけ使わないようにしている。
「忙しいとは、心を亡くすこと」とよく言うが、心を亡くすなんて、よっぽどのことだ。
ただ、昔から思うことがある。
人によって、その使い方がかなりまちまちだということ。
20代後半のころ。
毎日のように、朝の4時、5時まで仕事をする日々が続いていた。
決してダラダラしていたわけではない。
一番ひどい頃は、土日を含む1週間のうち、3〜4日家に帰れなかったかな。
今思えば、奇跡的によく身体がもっていた。
クライアントは、そんなことはおかまいなしに、新しい案件をくださった。
「2〜3時間でできるでしょ?」と。
2〜3時間でできるということは、完全徹夜になる、というレベルだった。
「いや〜、寝ないでやればなんとか、、。」
自分にとって、それは本当に寝ないレベルだった。
でも、周りの人は「忙しい」と言いながら、平気で電車で帰るのには驚いた。
あるいは、もっと保守的な人々は、残業になりそうなことが、すでに「忙しい」だった。
あきれて何かを言う気もしなかった。
それ依頼、人の「忙しい」は信用しないようにしている。