デザイン事務所 ブランディング・ロゴマーク制作会社 デザインエイエム

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2015月09月 アーカイブ

先日、NIKKEI DESIGNさんから取材を受けました。
今、発行されている10月号では
「激震。オリンピック・エンブレム騒動 ネット社会がデザイン界に突きつけた警告」
という特集が組まれています。
その中で、少しですが弊社の取材内容が取り上げられています。
ロゴマークをデザイン提案するにあたって、
事前に特許庁のデータベースをチェックするという内容です。
仕事内容によって、どのタイミングで調査するのかは変わりますが、
商標登録が必要な場合は、事前調査・登録申請を、弊社では特許事務所の弁理士さんに依頼し、一緒に進めます。
基本的に、ロゴマークの商標登録はおすすめしています。
めったにないことですが、事前調査によって、明らかに他と類似するロゴが存在した場合には、提案をしないことだってあり得ます。
後で困るのはお客さんの方ですからね。
(複数のデザイン案を1点に絞り込んだ後に調査する場合ももちろんあります)
そもそも、ロゴマークは、他との差別化をし、類似性を排除するものです。
お客さんに提案し、お客さんがそれを気に入ってくれて使い始めたはいいが、
他の何かと似ていたり、それによって勘違いされたり、気分を害したり、、、
というのは本末転倒なのです。
(逆手にとってパロディとして何かに似せる場合はたまにあります)
もしご興味ありましたら、読んでみてください。

先日のブログで、いろいろなメディアから取材を受けていると書きました。
デザイン事務所としてのコメントが欲しいとのことでした。
NHKさんからは、放送前には番組名はできれば言わないで、とのことでしたが
放送も終わったのでお伝えします。少し遅いですが。
放送は、2件。
一つは「クローズアップ現代」(9/3放送)
もう一つは「週間ニュース深読み」(9/5放送)
「クローズアップ現代」では、審査委員長(永井氏)や出品して落選したデザイナー(小平氏)のコメントなど、いろいろな立場の意見があり、とてもわかりやすくまとめられていました。
友人が教えてくれたのですが、ネットにもアップされていて
私は20分あたりから出ているようです。
もしお時間あればご覧ください。
http://www.at-douga.com/?p=14527
他のテレビ局やメディアからも、取材依頼や問い合わせがあります。
ただ今回の問題を、ただの視聴率稼ぎや、ただ面白がったりやっかみそうな番組には、ありにくお断りさせていただいています。
私の取材を受ける目的は、1点だけ。
デザイン業界への不信感や誤解を解きたいだけです。
業界のがわかりにくい部分があるのであれば、きちんと説明したいと思います。
聞かれて困ることなど何もないのですから。
今日もこの後、日経デザイン、日経新聞の取材を受けます。
デザイン業界をもっともっと良くするために。
…と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、でも少しでもそれができるのなら
ぜひそうしたいと思っています。
と言うより、そうしないと。

一昨日発表された、エンブレムデザインの白紙撤回。
エンブレムやロゴマークの役割は本来、
それを盛り上げたり、わくわくドキドキさせるものなのに、
まさか、こんな展開になるとは思ってもみませんでした。
デザイナーとして、とても残念です。
もしも今回の騒動によって、
デザイン業界や、デザイナーに対する不信感が増すのであれば
すごく悲しいことです。
(デザイナーだけの問題ではないですが)
私はひとりのデザイナーについてどう思うとか、事実はどうなのかとか、
批評やコメントするつもりはありません。
ただデザインをするにあたって、
インターネット上にある画像を無断で転用(今回はエンブレム展開例の下地に使用)
することは、誰でも簡単にできること。
机の上で、すぐに何でも入手できるのだから、簡単な世の中になってしまった。
20年前には想像もできなかった、軽くて安易な世の中だ。
でもそれをやっていいのか、悪いか。
いいわけがない。
経験の浅いスタッフだから許されるか。
許されるわけがない。モラルの問題。
デザインが身近になっている分、プロのデザイナーはもっと自覚しないと。
先ほど、NHKの取材を終えました。
(番組名はあいにくまだ言えませんが)
私なりに、デザインの現場のわかりにくい部分や、誤解されている部分を
少しでもわかりやすくできるのであれば、と思って引き受けました。
こんなにまじめにやってるんだぜ〜!とも。
最後に、、、
佐野さん、がんばれ!

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