人間の視覚能力はすごい。
ほんの一瞬で他人の性別はもちろん、年齢、職業、性格や気分までも判断し推測してしまう。
人それぞれ感じ方は違うだろうが、私の感覚ではほんの0.2〜0.3秒ぐらいで判断していないだろうか。
気にとまったとしてもせいぜい2秒ぐらい。
東京での通勤時には多くの人が何千もの人とすれ違う。
だがほとんどが気にも止めずすれ違っていく。
そんな中で、例えば今朝の話題になるぐらいの人はどれ位いるだろう。
よほどのことをしない限り見過ごす存在だ。
デザイン、特に広告分野では目立たないと人は振り向いてくれるはずもない。
広告なんて全く興味ないし、皆忙しく日々を生きているのだ。
広告を見てくれている、というのは制作者側の幻想に過ぎない。
そこからスタートしなければ何も生まれない。