ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきた。
一寸の光もない、まっくら闇の中、全盲のアテンドスタッフの方に助けられながら90分。
普段いかに視覚情報にたよっているかをつきつけられた。
光がないとはこんなにも何もできないのか。こんなにも人の声に安心するのか。こんなにも人の手はあたたかいのか。
くら闇をようやく抜けて、薄明かりの部屋。
私たちゲストは迷いなく椅子に座れたのだが、、、
アテンドスタッフの方に「椅子はどこか空いていますか?」と聞かれた瞬間、目頭が熱くなってしまった。
彼らには目をあける、あけないの選択肢はないのだ。
普段私たちが向き合っている「わずかな違いのこだわり」の無意味さ。
いや、わずかな違いが見えるからこそ、ちゃんとせねば。