デザインの仕事は、既に作られた商品を多く売るという性質のものではなく、すべてが受注生産のフルオーダーメイドだ。
世の中の企業や商品に似ているものはあるにせよ、同じモノは1つもない。そこで発生する課題や問題点もすべて違うものだ。それに加え時代も刻々と変わっていく。
これはとてもいいデザインだからと、一度しまったモノを再び机に広げて使ったためしもない。(中にはあらかじめ何色かのパレットを用意しておいて、ここから選んでねというスタイルの人もいるかも知れないが)
入り口が違えばアウトプットは当然違うものになる。
今僕らが取り組んでいる仕事は、実は二度と出会うことのない貴重なものなのだ。
一生に1回だけの仕事。
そんな思いで今日も目の前の仕事に取り組みたい。